君がくれたもの。
話したの終えたソラの顔は凄く悲しそうだった。


「のんちゃん。」


「なに?」


「人は表では元気でも裏ではすごく辛いものを背負ってる人もいる。

自分ばっかりって思い込まないで、自分の辛さと向き合う事も大切だとおもうんだ。

のんちゃんには負けないで欲しい。いつか必ず幸せがくるよ。」


ソラの言葉は胸に凄くひびいた。


いつも笑顔のソラがこんな辛い人生を生きてきたなんて思ってもいなかった。


そんな辛い思いをしてたのに笑顔でいれるなんて。


やっぱソラはすごいよ。


私はソラをそっと抱きしめた。



「私・・・自分だけが辛いんだって。そう思ってた。でも違うんだね。ソラ。ソラは一人ボッチじゃないよ。」


私の涙腺はもう崩壊していた。


抱きしめる腕に力をこめる。
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