君がくれたもの。
「メリーゴーランドっと…」


ソラはパンフレットを広げメリーゴーランドの場所を探す。


…綺麗な顔


ソラの横顔はとても眩しくて


とてもきれいだった。


「あっ!あった!!ここから結構遠いなあ」


「全然大丈夫だよ!いこう!そら!」


私は先頭をきって歩き出す。


「のんちゃん!」


ソラが私を呼んだ。


振り返るとソラが私に手を差し出していた。


どどどどういうこと?!


手をつなごうってこと?


「あ、あのこれは…?」


「はぐれちゃ困るから。手、つなごう?」


嫌?と首を傾げ聞いてくるソラ。


それ…反則だよ…


「嫌…じゃない…」


よかった。と笑いソラが私の手をとって歩き出した。
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