運命‐サダメ‐



今でこそ、真実を知っている。


でも、言わないと約束した。


私の中でも、そう決めていた。


何を聞かれても、知らないふりを通す。


彼を突き出すような真似はしない。



色々考えていたら、あっという間に2時間が経っていて、おばさんの家に着いた。


案の定、辺りは暗くなっていた。


頭では他のことを考えていたのに、無事に着いたなんて凄いなと、1人で思っていた。




「こんばんはー」




< 102 / 198 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop