運命‐サダメ‐



「千紗姉?」




席に着こうとしていた私は、名前を呼ばれて振り返った。




「鈴奈っ。
久しぶりだねぇ」




相手を見たとたん、私は笑顔て言って2人は抱き合った。


“千紗姉”と呼んだのは、おばさんの一人娘で私の1つ下になる鈴奈だった。


以前から、千夏姉も含めた3人で姉妹のように仲が良かった。




「もー、千紗姉ってば1人でどっか行っちゃうんだから。
心配したんだからねっ」



「ごめん、ごめん」





< 105 / 198 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop