運命‐サダメ‐
それを見たら、イヤでも気付く。
それは、刑事の車だってことに。
尾行が気付かれるといけないと思って、私が知らない人にしたのだろう。
だけど、ずっと同じ車がつけていれば、普通は気付く。
そんなことも分からないのだろうか。
それとも、わざとだろうか。
そんなことを思いながらも、私は気付かないふりをして、車を走らせる。
本当なら、このまま彼の家に行って、刑事との話しを全て言いたい。
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