運命‐サダメ‐
☆Episode.2
*逃れられない熱
朝起きて、いつもと変わらない時間を過ごしていると、昨日の出来事が夢であったかに思えた。
会社に行っても、何も変わらない。
ただ、事件のあったレンタカー店は臨時休業になっていた。
違うのは、それだけ。
何もなく1日を終えたから、昨日の出来事は夢だったんだと思い込んだ。
だけど、それを簡単には許してくれない。
仕事も終わり、イイ気分で会社を出たそこには、
彼が立っていた。