運命‐サダメ‐



意味が理解出来なくて、彼の顔を見上げた。


彼は私じゃなくて、違う方向を見つめていた。


その視線の先を追うと、おじさんがいた。



どう見ても中年のおじさん1人が、3人ぐらいの女性と話していた。


それも、なぜか物陰に隠れるように。



カップルばかりの中、違和感のあるグループ。


妙に怪しく見える。


しかも、どういう関係なのかも気になる。




「気付いた?」




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