運命‐サダメ‐



そんな相手に、なぜはっきりと言えるのだろう。



確かに私は、危うい位置にいる。


手伝っていないにしろ、誰がどう見ても、共犯者に違いない。


だから、警察に捕まる恐れだってある。


それに、彼の邪魔をすれば次の殺しのターゲットに、私はなるだろう。



ただ、彼は殺さないと言った。


どこまで真実か分からないし、何を考えているのか分からない。


けど、今すぐに危険はないと思った。




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