青空ファンファーレ
1 リョウちゃんの家出
最悪な夏休みの始まりを告げるファンファーレが鳴り響いた。
眠たい身体を半分起こして音の鳴る方を見ると部屋の隅にカズ君が寝ている。
どうやらカズ君の携帯がなっているみたいだ。
僕は身体の向きを、音とは逆の方向に向けて、また眠りの世界に向きあった。
それでも、ファンファーレは、けたたましく鳴り続ける。
カズ君は僕の友達でもあるけどリョウちゃんの彼氏でもあり、時々うちに泊まっていく。
着信音が脳天気なファンファーレなのはリョウちゃんの影響だ。
整理しとくと、リョウちゃんは僕の母親だ。父親は僕がまだ小さい時に死んでしまってずっと二人で暮らしてきた。
その時ふとアレ?と思った。なんでリョウちゃんはカズ君を起こさないんだ?
眠たい身体を半分起こして音の鳴る方を見ると部屋の隅にカズ君が寝ている。
どうやらカズ君の携帯がなっているみたいだ。
僕は身体の向きを、音とは逆の方向に向けて、また眠りの世界に向きあった。
それでも、ファンファーレは、けたたましく鳴り続ける。
カズ君は僕の友達でもあるけどリョウちゃんの彼氏でもあり、時々うちに泊まっていく。
着信音が脳天気なファンファーレなのはリョウちゃんの影響だ。
整理しとくと、リョウちゃんは僕の母親だ。父親は僕がまだ小さい時に死んでしまってずっと二人で暮らしてきた。
その時ふとアレ?と思った。なんでリョウちゃんはカズ君を起こさないんだ?