社長と刺激的な生活
「オーナー?どうかしたんですか?」
「えっ?あっ、うん。丸山さん1人じゃ心配だから、木村さんは戻って?」
「え?あぁ……はい」
木村さんは渋々といった表情で戻って行った。
店内に流れるjazzが事務所にまで微かに洩れて…。
手の中のメモを読むべきか…
先に要に電話すべきか…
けれど、万が一、この部屋に…
カメラや盗聴器があるのだとすれば、
要に電話を掛けるのは危険な気がする。
ここはやっぱり、このメモを見るべきよね?
何かしらの要求があるのかもしれない。
私は何度も深呼吸して……
小さく折られた紙を広げた。
すると―――――。
!!!!!!!!
えっ!?
―――――そんな………。
幾重にも折られた紙には
禍々しい内容が綴られていた。