社長と刺激的な生活


自宅へ帰宅後、早々に夕食を1人で取る。


要が帰って来る前にベッドに潜り込む為に。


ダイニングで夕食を取っていると、


「杏花様、明日もお店へお持ちに?」


「えぇ、出来れば…」


「とりあえず、テーブルの上にご用意致しますが…」


「ありがとう……村岡さん」


ここ数日の私は、


カフェで丸山さんに大量のレモンを添えての紅茶を頼んで。


そして、村岡さんにレモンを用意して貰っている。


彼女は不思議そうにしているが、


決して私に理由を訊かない。


多分、それが彼女の仕事だから。




早々の夕食を終えた私は、


一通りの用事を済ませ、今日も浅い眠りにつく。




翌日も……。


ここ1週間ほど毎日の日課になりつつある事務業務。


仕事と言っても大した業務はしていない。


欠かさずしている事と言ったら、


この出納帳を記すくらい。


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