社長と刺激的な生活


彼の顔からは笑顔など微塵もうかがえない。


私は素早く携帯を袋に入れた。


そして、彼と共にいる強面の男に


身体を隈なくチェックされ…。


「じゃあ、行こうか」


私は再び車に乗せられ、


目隠し状態で何処だか分からぬ所へと。




着いた先の建物の中へ。


エレベーターで上階へと移動し、とある部屋へと。


そこで漸くアイマスクが外された。


室内はマンションの一室のようで、


必要最低限の物はあるみたい。


私が部屋の中を見回していると、


「暫くここで、俺と生活して貰うよ?」


「えっ?!」


「別に危害を加えたりしないけど、逃げようだなんて考えないでね?」


彼は不敵な笑みを浮かべた。


< 196 / 294 >

この作品をシェア

pagetop