社長と刺激的な生活
彼の顔からは笑顔など微塵もうかがえない。
私は素早く携帯を袋に入れた。
そして、彼と共にいる強面の男に
身体を隈なくチェックされ…。
「じゃあ、行こうか」
私は再び車に乗せられ、
目隠し状態で何処だか分からぬ所へと。
着いた先の建物の中へ。
エレベーターで上階へと移動し、とある部屋へと。
そこで漸くアイマスクが外された。
室内はマンションの一室のようで、
必要最低限の物はあるみたい。
私が部屋の中を見回していると、
「暫くここで、俺と生活して貰うよ?」
「えっ?!」
「別に危害を加えたりしないけど、逃げようだなんて考えないでね?」
彼は不敵な笑みを浮かべた。