社長と刺激的な生活
すると―――――、
彼はローテーブルの引き出しから
1枚の紙を取り出した。
その紙をベッドの上に。
差し出された紙に目を向けると、
!!!!!!!!
「えっ?!」
「俺の望みはただ1つ……コレだよ」
私の目の前には……離婚届。
お金じゃないの??
えっ?………えぇっ?
頭で必死に考える。
けれど、パニック状態の頭では
何も浮かばず、言葉も出ない。
すると、
「時間はたっぷりある。心の準備が出来たらいつでも言って?」
「………」
「とりあえず、ペンと印鑑は…」
「……1つ訊いてもいい?」
「何?」
彼は私にボールペンと
“一条”の印鑑を手渡した。