社長と刺激的な生活
そっと抱きしめられる心地良さに
溜まっていた涙が溢れ出す。
「要」
「ん?」
「この手……もう離さないでね?」
「当たり前だ。嫌だって言っても離さねぇぞ?」
「フフッ……嬉しい////////」
私は要の背中に腕を回し
少し背伸びをして
自分から要の唇にキスをした。
軽く触れるだけのキスは
甘い波に呑まれるように
深い口づけに変化する。
意識を手放しかけふらつく身体を
要の逞しい腕が支えてくれる。
その安心感にも酔いしれて
私は心の底から溢れ出す想いを
身体全身で感じていた。
「杏花?」
「ん?」