社長と刺激的な生活


「もう少し休んで…」


「え?」


「まだ横になってた方がいい」


「えっ。大丈夫だって……もう…」


「ダメだ!!こんなにもやつれて…」


要は私の身体のボディラインをなぞって…。


確かに健康的な身体とは言えない。


骨ばった肩に腰。


やつれたと言うより痩せ細った感じ。


「な?もう少し横になっとけ……ん?」


そう言いながら、要は寝室へと私を連れて行こうとする。


「要、歯磨きして来る」


「ん」


パッと離された手が淋しいと感じて、


離した彼の手を見つめてしまう。


すぐ隣りにいるのに……。


やっぱり……離れ難い。


「要も一緒に来て?」


私は要の手を掴んで、洗面所へと歩き出した。


「ん?おいっ、杏花?」


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