社長と刺激的な生活
滅多な事が無い限り、私から口にする事の無い言葉。
自分から甘い囁きなんてしたこと無い。
恥かしすぎて、彼の顔を真面に見れない。
ベッドに腰掛ける彼の前に立った私は
彼に腰を優しく抱きしめられた。
そして………。
妖艶な瞳の上目遣いで、
「杏花、誘うの上手くなったな?」
「ッ!!////さっ、誘ってなんか…////」
「誘ってるだろ」
「誘ってないよ////」
「さっき、俺の腕に包まれてないと安心して眠れないって」
「そっ……そんな事、言ったかなぁ?////」
キャァァ~~~!!
自分で言ってしまった言葉を彼の口から聞くと
何でこんなにも厭らしく聞こえるの?!
私はただ……ギュッと抱きしめて貰いたいだけ。
ただ……それだけなのに……。
「杏花?」
「ん?キャッ!!///////」