社長と刺激的な生活
俺はゆっくり手を手繰り寄せ、腕の中へ。
後ろから優しく包み込むように。
杏花は恥ずかしさで身体を小さく丸めている。
そんな後ろ姿も愛おしく思えてしまう。
「あのな、杏花」
「ん?」
「昔は毎年、今時期に来てたんだ」
「ご両親と?」
「ん」
「そうなんだぁ…」
「だから、これからは毎年、この時期に来ような?」
「……うん」
小さく頷く杏花の首筋に口づけを。
首の弱い杏花はびくんと身体を震わせ、
俺はキメの細かい杏花の白肌に愛の華を咲かせた。
「杏花」
「ん?」
耳元で囁くと、少し首を傾げる杏花。
頬も淡い蓮色に染めて…。
俺は杏花の小さな耳朶を甘噛みした。
「ひゃっ……」