社長と刺激的な生活


「ほら、杏花さん当ててみて?」


小夜さんに促され、浴衣を胸に当ててみる。


うん!!やっぱり、これにしよう!


「あらあら…ご馳走様~」


あっ!!……また私、顔が緩んでた。


もう…、恥ずかしい!!



小夜さんから帯周りや下駄を頂いて、


自宅マンションに戻った。


寝室奥のウォークインクローゼットへ。


ウフフッ。


今から楽しみでニヤけちゃう。


けど、コレは当日までのお楽しみ。


要にバレないように、


クローゼットの奥にある…


“ドレス用”シートを開けて、


……要の浴衣を掛ける。



クローゼットさん、


どうか…来週の土曜日まで…、


要にバレませんように…かくまってね?


私は両手を合わせ、部屋を出た。


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