社長と刺激的な生活
「ごめん、起こしたか?」
「ううん、大丈夫」
杏花が少し微笑んだ。
「寒くないか?苦しくないか?痛い所は?辛くないか?お腹は空いてないか?何かして欲しい事は?」
「フフッ…」
「ん?何が可笑しい」
「だって、そんなに早口で質問攻め初めてなんだもん」
杏花は俺の言葉に呆れて笑顔を。
はぁ……、理由がどんなものであれ
杏花が笑顔になるのならいいか。
俺がそっと髪を撫でると、
「要」
「ん?」
「ギュッと抱きしめてくれる?」
「え?」
「お願い」
杏花が懇願するように…。
俺は杏花の気持ちを少しでも和らげたくて
杏花に覆い被さるように……
杏花の身体をギュッと抱きしめた。
すると―――――、