社長と刺激的な生活
「要、仕事は?」
「済ませて来た」
「………そう」
「何か欲しい物はあるか?」
「………要」
「ん?……何?」
「……要………要が欲しい」
「………」
「フフッ…私、少し可笑しくなったみたい。ごめんね?」
熱は無いけど、不安で情緒不安定みたい。
要の温もりが恋しくて…
人肌が恋しくて…そう、思ってしまった。
すると―――――、
急に立ち上がった要の腕に
ふわっと優しく包まれた。
「………要?」
「まるで、杏花が子供になったみたいだな?」
「え?」
「俺に滅多な事が無い限り、甘えない杏花だったのに…」
「////////」
今さらだけど……
自分で言った言葉が恥ずかしい。