社長と刺激的な生活
私は彼の言葉を遮った。
静寂に包まれる寝室。
彼の鼓動と私の鼓動、そして…
乾いた時計の秒針だけが耳に届く。
要が心配そうに覗き込む中、
目を瞑って、静かに深呼吸した。
そして、全神経を集中させて…
「……あっ!!!?」
「んッ?!」
すぐさま要の手を取ってお腹に当てる。
不思議そうな表情の彼に、
そっと優しく微笑んで私はゆっくり瞼を閉じた。
ゆっくり時を刻み込むように
静かで穏やかな空気に包まれ…
「あッ!!!!」
「……うん/////////」
「杏花、今、動いたろ?!」
「うん」
「動いた!!動いた!!杏花、動いたッ!!」
「うん」
要の喜ぶ姿が嬉しくて……
私の瞳からは大粒の涙が溢れ出した。
~FIN~