社長と刺激的な生活


「ん?」


さらに顔を近づけ、迫る…要。


「ま、毎日じゃなくても…」


「フッ。じゃあ、週に1回?」


「へ?」


「ハハハッ。マジになんなって…」


「え?」


違うの?えっ!?冗談??


なんだぁ。着てくれるのかと思ったよ。


私が少し項垂れたのを悟ってか、


「分かったよ。そんなに着て欲しけりゃ、着てやる」


「えっ?」


「ただし、杏花も着るんだぞ?」


「うっ、……うん」


要は“仕方ねぇなぁ”と…


少し襟を緩め、片方の手を腰に…


さっきよりも艶っぽい表情で、


……前髪を梳かした。


キャァ―――――――アッ!!


コレはヤバい!!


あまりの色気に卒倒しそう…。


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