社長と刺激的な生活


要に指で指図され、立ち尽くす…私。


すると、要はキッチンへ消えて行った。


ガタッ、バタッ。カラカラッ。


ん? 何の音??


キッチンで何してるの?


あっ、もしかしてお酒の用意?


テラスから見るとか?


それなら………!!


私は勝手にキッチンへと向かった。


「要、私がやるよ。待ってて?」


やっぱり、お酒の用意をしていた要。


既にお盆の上にビールとつまみが出ていた。


いつでも要が晩酌出来るように、


常時3~4品は用意してある。


私は足りない箸や小皿、おしぼりを乗せて。


お盆を持ってテラスへ行こうとすると、


急にお盆に手が掛かる。


「えっ!?」


「杏花、そっちじゃない。こっち」


「は?」


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