社長と刺激的な生活
土曜日18時30分過ぎ―――。
「社長、そろそろお時間です」
「分かった」
俺はデスクの上を整理して、パソコンの電源を落とした。
「着替えて来る」
「下でお待ちしております」
沢田を部屋に残して…自宅へ。
自宅へ帰ると既に杏花は準備を済ませ、
リビングでお茶をしていた。
「ただいま」
「お帰りなさい。シャワー浴びるよね?」
「あぁ」
「着替えは置いてあるから」
「サンキュ」
シャワーを済ませ、用意してある服に着替え、
杏花と共に自宅を出た。
地下駐車場に着くと、沢田が車で待機している。
「沢田さん、宜しくお願いします」
「いえ、こちらこそ。どうぞ…」
杏花は沢田に挨拶し、車に乗り込んだ。
俺も杏花の隣りに座り、
車は会場のホテルへと走り出した。