社長と刺激的な生活
「へぇ~すげぇ可愛いじゃん!お前の嫁」
奴は杏花の足元に座り込んだ。
な、な、な…何をする気だ!?
すると―――――!!
「んっ!!??」
「へぇ~、声も良いし、肌もモチモチだな」
「おいっ!!篤っ!!」
篤がいきなり杏花の顎を掴んで、
グイッと上へ向けさせた。
杏花はあまりの突然の事で…
驚き、固まっている。
俺はすかさず、篤の手を振り払い睨み付けた。
「そう、カッカすんなよ。別に取って食ったりしねぇよ」
「はぁ?」
俺は更に鋭い眼つきで…
「ほらほら、その辺にしなさい。杏花さんだったかな?悪かったね?」
「あっ……い、いえ…」
会長が仲裁に入り、とりあえず難を逃れた。
本当に油断も隙もあったもんじゃねぇ。
奴の考えてる事がサッパリ読めねぇ。
突拍子もない事をし出すから、マジで関わりたくない。