社長と刺激的な生活


ふと、昨日の写真の画像が目に浮かび…


気付くと生温かい雫が頬を伝う。


………情けない……私。


あんな、要かどうかも分からない写真で。


すると―――――、


カチャッ。


………えっ!?


「おはよ」


「おっ……はよ」


要が仕事用の格好で現れた。


「具合、大丈夫か?」


「えっ?」


「少し熱があるみたいだぞ?」


「え?」


………熱?


ふと……額に手を当てると、


要の言うように微熱があるみたい。


要はベッドに腰掛けおでこに手をかざす。


無言のまま、顔がほんの少し歪んだ。


そして、私の背中を擦りながら…


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