黒神×銀姫【続編】
か細い声が聞こえた。
「麗桜……」
『……蓮…?』
「麗桜っ‼」
「れ、い……ら…?」
「麗桜……」
「………心配など無かったですね。」
皆が涙を流しながら口々に言う。
『……はぁ…み、んな…何で……わた、し…?』
俺は、そんなとぼけた事言う麗桜を力一杯抱きしめた。
「……馬鹿ヤロー‼」
俺は強く抱きしめて叫んだ。
麗桜の体がビクッとした。
あいつ等は俺を呆れたように見ながら病室を出て走って行った。
多分医者に伝えに行ったんだろう。