黒神×銀姫【続編】
2人で手を合わせて参っていると………
「ーーー麗桜ちゃん?琇くん?」
優しい、少し美紀に似た声が2人の名を呼んだ。
声のした後ろを振り返ると……
『「……おばさん…』」
「久しぶりねぇ。元気だった?」
少し目尻に涙を溜めたおばさんは、優しく微笑んだ。
大分前……中学位以来初めて会うが、
少し痩せて、皺が目立って来ていた。
『…お久しぶりです。』
「…………」
「麗桜ちゃん、連絡出来なくてごめんね。
家族だけの密会にしようって事で家族だけで葬式を行ったの。」
美紀は、家族にちゃんと見送られたんだと、ホッとした。