愛しいその声で
愛しい声



あなたを知ったのは……

一瞬であなたに恋をしたのは

私の職場にあなたが現れて
アポイントメントがないことを申し訳なさそうに告げた時……


その声に瞬く間に恋に落ちた。


思わず追いかけて呼び止めた。
「すみません!」
「えっ?はい……?どうしました?」
戸惑うあなたの声に私の胸は高鳴り
急いで書いた携帯番号のメモを少し強引に押しつけた。


かかってくるだろうか……

待っている間はただただ長く……
携帯電話を眺めてばかりいた。


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