baby love~俺が愛したのは…~
正直、心音をどう扱っていいか、

お手上げだった。


・・・

しばらくして、

泣き止んだ心音が口を開いた。



「正樹さん」


「正樹でいいよ。オレも

呼び捨てだし?」


「フフ、そうですね・・・

あの、私でいいんですか?」



「心音がいいんだ」


「中学生でも?」


「そんなの関係ない。

心音は、オレが大学生だと、

いや?」

「とんでもない!」


「じゃあ、付き合ってくれる?」

頷いた心音を優しく抱きしめた。
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