baby love~俺が愛したのは…~
「章君、正樹君おはよ!!」


後ろから、数人の女の子たちが、

声をかけてきた。


「ういっす」

章が手を挙げた。

「おはよ」

とりあえず笑顔で挨拶したオレ。


「キャー!正樹君が笑った」

女の子たちは、そんなことを言い合いながら、

大学に入って行った。


「・・・」

なんなんだ?オレは、ポカンとしていた。


「ほらな?お前って、案外天然記念物の

イケメンかも」



「なんだよそれ」


「高校の時もそうだったけど。

もっと自覚もてよ?」

「意味、わかんね・・・」

俺たちも、大学に入って行った。
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