A quirk of fate






大学生になった私は
今でもアイツと一緒に暮らしている。


アイツとは私の父親。


3年前のあの日・・・。
私は父親の元に戻ったの。
もちろん嫌々ね。



なんで戻ったの?って?


そんなの航生を傷つけたくない
からに決まってるじゃない。



私が航生のそばにいることで
彼が傷つくからだよ・・・。

父親が戻ってこないと
航生を殺すって言ってきたから
私はあの時航生の元を離れたの。






そしてあの日。


私は父親にまた抱かれたの。
舐め回すように私の体を見て
今まで溜まっていたものを
すべて出してしまうかのように
激しく私を抱いた・・・。




でも、元の生活に戻っただけ。


これが私の本当の生き方だから。

おもちゃとして扱われる・・・。
これが私の人生なんだから。

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