A quirk of fate

[加奈side]







咲・・・。


私も咲の力になる!





「大輔?
 ちょっと一緒に来て?」


「おう。いいよ」

「ごめん。咲。航生。
 ちょっと行ってくる」



そういって私は咲にウインクした。



すると咲は「いってらっしゃい!」
の後に「お・ね・が・い・ね」
とクチパクで言ってウインクをした。








「で、加奈どうしたの?」




大輔が口を開いた。







「航生君・・・。
 咲のことどう思ってるか
 大輔は知ってる?」


「あーぁ。
 アイツやっぱり航生のこと
 好きだったのか・・・」




「うん。
 見てればわかるのに
 航生君全然気づかないんだもん」

< 115 / 187 >

この作品をシェア

pagetop