A quirk of fate
[大輔side]
あの後、海から上がって
今服を着替えている・・・。
「航生、優香さんのこと
あきらめんのか?」
「あきらめねーよ」
「じゃあなんで咲と
付き合うことになったんだよ?」
「咲が忘れなくてもいいって。
ただそばに置いてくれるだけで
いいから付き合ってほしいって
そう言ってきたんだよ。
何度もダメだって言ったけど
どうしてもって・・・。
咲がゆずらなかったんだよ」
「でも付き合うなら
それ相応のことはしてやれよな。
じゃないと咲がかわいそうだ」
「わかってる。
俺はもう優香のことは
忘れるつもりなんだよ」
「えっ!?」