A quirk of fate
[航生side]
しばらく咲と町を
歩いているといきなり
大輔から電話がかかってきた。
「もしもし」
『もしもし、航生か?』
「あぁ」
『今咲と一緒か?』
「そうだけど・・・何?」
『お前が過去に愛した人
見つけたぞ・・・。』
「はっ?」
『優香のさんのことだよ』
「なんで大輔が?」
『優香はお前を待ってる。
住所、メールで教えるから
今すぐ行って話してこい』
「でも・・・咲が」
『咲のことは後回しだ。
優香に会えるのは
今しかないんだ・・・』
「わかった」
そう言って俺は電話をきった。