A quirk of fate
すると咲はすぐ近くにあった
バス停にバスが来ていたので
それに駆け込んだ!
「咲!!」
いくら俺が走るのが
はやくてもさすがに
バスのには追いつけない。
俺は咲が変な気を
起こすんじゃないかって
不安になって大輔に電話した。
「もしもし、大輔!
咲が・・・咲がバスに乗って
どっかにいったんだ!
咲が変な気を起こさないか
心配でたまらないから
俺、優香のとこにいけない!
それだけ優香につれてくれ!」
『は?航生!おま・・・』
俺は電話を切って
すぐさまあの場所に向かった。
咲が泣きたいとき
よく行く場所…
咲。
頼むから変な気だけは
起こさないでくれよな!
今行くから待ってろ!