A quirk of fate
「優香?」
俺は信じられなかった。
「きゃーーー!!」
加奈と咲の叫び声が響いた。
「優香!優香!
しっかりしろ!」
そう言って大輔は優香に駆け寄った。
「優香様!」
そう言って
大輔の執事も駆け寄ってきた。
「榊!早く救急車を!」
榊さんが救急車を呼ぼうと
病院に電話をしようとした瞬間
千葉が叫んだ・・・・・。
「やめろ!
俺の命令で松尾が優香を
刺したとわかったら
俺の立場がなくなってしまう。
悪いが優香にはしんでもらう」
「千葉さん!!」
「大輔君!
君は口ごたえをせず
黙っていたまえ!!」