A quirk of fate
航生に会えてよかったよ。
航生と過ごした日々を忘れない。
最後に航生の腕の中に
いられたことだけで充分だよ。
心残りなんてないから。
でも。
最後に一つだけ・・・。
私のわがまま聞いてくれる?
「航生・・・わら、って?
あい・・して、るって・・・言って?」
そして彼は泣きながら
満面の笑みを浮かべてこう言った。
『優香、世界で一番愛してる』
って。
航生。
なんか眠たくなってきちゃった。
そろそろなのかな・・・。
航生。
私も・・・・。
「わた、しも・・・あい、し・・・てる」