A quirk of fate



「航生!おはよ」

「おはよう。優香」




あれから・・・。

私たちは付き合うことになった。



「今日の授業サボらない? 
 話したいことがあるの」

「別れ話なら 
 聞かねぇーぞ?」

「バカ! 
 そんなんじゃないし」

「ん。
 そんなのわかってるって。
 優香は俺にベタ惚れだもんな?」

「・・・バカ!///」

「冗談だって。
 ほら、いくぞ」


そういって航生は
私の手を握って歩いていく。


確かにベタ惚れだよ・・・。

・・・って!
それは航生もでしょ!?


なんて心の中で突っ込んでたりする(笑)


屋上で航生は必ずひざまくらする。

航生の整ったきれいな顔を
私はいつも見下ろして顔を真っ赤にする。

「で?話って?」

航生が寝転がったまま聞いてくる。

「今週の土日に
 優香の家に来てくれない?」

「優香の家に?」

「うん。
 航生に渡したいものがあるから。
 それに見せたいものも」

「俺は全然オッケーだけど
 優香は大丈夫?」

「何が?」

「俺、優香のこと食べちゃうかもよ?」

「食べるって?
 優香なんか食べれな・・・あっ///」

「意味分かってくれた?」

「バカバカバカ!
 エッチ!変態!スケベ!/////」

「そんなに言わなくてもよくね?
 そんなに俺とするのがいや?
 ほかの男とはたくさんシてきたのに?」

「い、いやってわけじゃないよ?///
ただ・・・/////」

「ただ?」

「は、恥ずかしいの!!///」

「ははっ!
 優香、顔赤くなってんぞ~」

「なってません!///」

「じゃあ、赤くしてやろっか?」

「えっ!?・・・んっ」


この後航生から
甘いキスが降り注いだのは
言うまでもない。

こんな他愛もない時間が
私にとって幸せだった・・・。
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