A quirk of fate




ギャア~~~~~~~~~~~~~~!



お化けが出てくるたび
大音量で叫ぶ優香・・・。





「優香!
 落ち着け!」

「ヤダヤダヤダ!
 怖いよぉ~~~」

「ほらっ!
 俺がいるから、な?」

「うん」





そういって少しずつ
進んでいくにつれてもちろん
お化けさんたちは出てきて・・・。



「ギャア~~~!
 航生~~~~~!」







そのたびに優香は
俺に抱きついてきた。






もちろん
俺にも理性ってもんがあるわけで・・・。





「優香!
 ちょっとこい・・・」



そう言って
非常階段の前に連れてきた。


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