A quirk of fate






朝4時・・・。



私は目覚めた。


隣では航生がぐっすり眠っていた。




「航生・・・。
 ごめんね。
 私、いかなきゃ・・・」


そう言って服を着ようとしたとき
首に違和感があったから触れてみると
ネックレスがついていた。


紫の蝶・・・。

きっと航生からの誕生日プレゼント。


「航生・・・。 
 ありがとう。
 ・・・・・ごめんね」


私は声を押し殺して泣いた。


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