消えぬ想い
-放課後-
「失礼します。2年2組神原結衣ですが
矢野先生はいらっしゃいますか?」
「はい。何?」
「読んだのは先生じゃないですか?」
「あ・・・あ。そうだったな。じゃぁ...あの部屋入ってて。」
そう、指定されたのは応接室。
「おまたせ。話は長くなるから、今日の部活は行かないこと。帰りは俺が送る。」
「送ってもらわなくても結構です。」
「つめてぇな。夜遅くまでお前みたいなヤツ残しておいて、家まで送んないなんて無責任すぎんだろ?(笑)」
以外。
この言葉を聞いたとき私の脳裏には
その2文字が横切った。
「なに?以外だってか?」
「え。」
「お前さ、わかり易すぎ(笑)」
矢野ってこんなに喋りやすい先生だったっけ?
それに
こんなに優しい先生でした?
「で。本題に」
「あぁ。」
その話は、このようなものだった。
先生になったばかりの頃、矢野は、とある女子生徒に恋をしてしまったということ。
その生徒が、今の彼女であるということ。
でも、その彼女に対して、矢野は『愛』という感情がないこと『好き』という感情がないこと。
そして
別れたい
ということ。
「先生・・・ホントに聞いてよかったんですか?」
「あぁ。お前だからホントのことを言いたかった。それだけだ」
「ごめんな...変な話で部活時間潰して」
「いえ・・・大丈夫で・・・ッ」
うちが
「いえ・・・大丈夫ですよ」
って言おうとした瞬間。
その言葉を遮るように先生は抱きついてきた。
そして・・・。
泣いた。
先生?
その行動はどう言う意味?
私は
あなたに
期待してもいいの・・・?
「失礼します。2年2組神原結衣ですが
矢野先生はいらっしゃいますか?」
「はい。何?」
「読んだのは先生じゃないですか?」
「あ・・・あ。そうだったな。じゃぁ...あの部屋入ってて。」
そう、指定されたのは応接室。
「おまたせ。話は長くなるから、今日の部活は行かないこと。帰りは俺が送る。」
「送ってもらわなくても結構です。」
「つめてぇな。夜遅くまでお前みたいなヤツ残しておいて、家まで送んないなんて無責任すぎんだろ?(笑)」
以外。
この言葉を聞いたとき私の脳裏には
その2文字が横切った。
「なに?以外だってか?」
「え。」
「お前さ、わかり易すぎ(笑)」
矢野ってこんなに喋りやすい先生だったっけ?
それに
こんなに優しい先生でした?
「で。本題に」
「あぁ。」
その話は、このようなものだった。
先生になったばかりの頃、矢野は、とある女子生徒に恋をしてしまったということ。
その生徒が、今の彼女であるということ。
でも、その彼女に対して、矢野は『愛』という感情がないこと『好き』という感情がないこと。
そして
別れたい
ということ。
「先生・・・ホントに聞いてよかったんですか?」
「あぁ。お前だからホントのことを言いたかった。それだけだ」
「ごめんな...変な話で部活時間潰して」
「いえ・・・大丈夫で・・・ッ」
うちが
「いえ・・・大丈夫ですよ」
って言おうとした瞬間。
その言葉を遮るように先生は抱きついてきた。
そして・・・。
泣いた。
先生?
その行動はどう言う意味?
私は
あなたに
期待してもいいの・・・?