君がいること


別に対したことではなく急いでいるわけでもないので歩いてさっき雪くんに聞いた体育館まで歩みを進めた。




『真子ー、どこ行くの?』




「ちょっと藍のとこまでー」




『はーい』





あちらこちらの友達に「どこ行くの?」って聞かれた。





あたしってそんなに心配なのかな?





よく藍にも言われるけど…






「あっいた!」



体育館に近づくにつれて見えた藍の背中に向かってあたしは走った。





< 4 / 12 >

この作品をシェア

pagetop