君に贈る恋のうた。
『だって、今日本当は仕事だったんでしょ? それに、ス、スキャンダルとかになったら大変だよ』
「杏璃はそんなこと心配しなくていーの」
『えと、でも…』
「じゃあ早く準備しよ! 1時間後に出発!」
『えぇっ! ちょ、ゆづ…』
早くも自室に戻ってしまったゆづ。
なんてマイペース…
ああなったゆづには誰にも止められない。
諦めたあたしはとりあえず洗面所へ向かう。
1時間で支度…できるかな。