君に贈る恋のうた。

杏璃side

杏璃side




『ゆづのマネージャー出来るのは加賀さんだけですね』



「ははっ、俺もそう思う」



何事もなかったかのように撮影を始める彼。


さっきキスされたおでこのせいで、まだ顔が赤いあたし。



ゆづはずるい人。




「さて、とじゃあ帰りますか。唯月にも言われたから送ってくよ」



『あ…お願いします』





スタッフさん達がありがとうね~とお辞儀をしてくれるなか、あたしはスタジオを後にした。


< 19 / 137 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop