君に贈る恋のうた。

唯月side

「2nd_song」

カシャッ


「はい、オッケーです。」



「お疲れ様でしたー!」



「お疲れ~」




挨拶もそこそこに、俺はスタジオを後にした。
後ろからは加賀っちが追いかけてくる。




すっごい頑張ったのに、結局終わった時間はコレ。

もう0時を回ってる。



早く帰りたい。
帰って杏璃の作ってくれているであろうグラタンが食べたい。




『…加賀っち』



「わかってるよ!車まわしてくるから待ってろ。」



『…早くね』



不機嫌な俺に、怒ってる加賀っち。

最悪なコンビだ。




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