君に贈る恋のうた。




思ったよりも人が多い。
車はもう見えてるのに、行く手を阻まれてなかなか前に進めない。






「キャー!」


「大好きーっ!」


「ユツキ~」



まだ続く一方的なコトバ。
ここにいる奴らは今が何時か理解してるのか?
夜中だぞ、近所迷惑にも程がある。




あと少しで、車に届くってところで横から衝撃がはしった。


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