君に贈る恋のうた。




それでもまだ俺の歌詞がどうだとかまた会えるだとかくだくだ話続けるこいつに呆れを通り越してもはや尊敬の域に達する。





「今度の新曲の歌詞で¨愛しすぎて君のことが頭から離れない¨ってところがあたし嬉しすぎてぇ、本当にありがとぉユツキ。」




マジで怖い。
本気で彼女だと思い込んでんのかこの女。
やべぇよ。確実に頭のネジ取れてる。




さっきから俺の歌の歌詞について語りすぎたのが間違いだな。



久々に、加賀っちがキレてる。
あーあ、可哀想。



俺知らねぇよ?
この女が悪ぃんだもん。
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