君に贈る恋のうた。
風呂から出ると、杏璃は泣いてて。
泣かせてるのが自分だと思うと無性に腹が立った。
でも妬いてくれたことが嬉しくて、たまらずに聞くと、恥ずかしそうにしながら頷く杏璃が最高に可愛かった。
あーもう、なにこれ。めちゃくちゃ可愛い。
髪を撫でながらぎゅうっと抱き締めると俺の胸に杏璃の頭がポスンと乗っかって、調子にのった俺は更にぎゅうぎゅうと抱き締めた。
最後はグラタンを餌に逃げられたけど、杏璃の作ってくれたグラタンはすげぇ旨かった。