君に贈る恋のうた。
尚もソファーでごろごろしているトップアーティスト。いや、もうただの成人した男性にしか見えない。
加賀さん…もといユツキ専属の加賀マネージャーに背中を押されて、あたしは渋々彼に近づいた。
近付けば近付くほど、彼の機嫌が最強に悪いことがわかる。
うわ、最悪。
黒い負のオーラが漂ってる。
なんでこんなになってんの。誰か何かしたわけ?
結局、最終的にはあたしにとばっちりが来るんだから、やめてほしい。